2007 年 1 月 7 日 (日) 北谷

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マコフェイ, Macofei『Tide Trip』

(CD, 2006-10-28)

大阪で活動する謎のテルミン&Vo+シンセ、マコフェイのファーストアルバム。テルミンの音がなんともいい感じにはまって不思議な空気を醸し出しています。テルミンはあの空気をかき回す動作も演奏の一部だと思うので、気に入った人はぜひライブに行ってみよう。


『To my precious,Name...』カバーイメージ

HIRUGI.co『To my precious,Name...』

(CD, 2006-12-20)

HIRUGI.Coことヒルギさんの復活第2作。前の「愛しの娘」もよかったんだけれども、やはりまだ完全復帰への助走中かなぁ、と思う部分もありました。今度のCDは、やっと助走が終わったなぁ、と思う、強い生命力を感じさせる作品になっていると思います。


実は前日、出発前に羽田からHIRUGI.Coさんにメールを書いたら、突然翌日20時にモッズでのライブが決まったよ、という何とも嬉しくもタイミングのいい情報を教えてもらいました。そういえば、なんかその日はモッズでテルミンの人がライブをやるっぽい記事もどこかで見たなぁ、と思いつつ北谷まで。

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モッズに 19:30頃に来てみると、なんかガラガラながらもう開いている。 入り口には「MacoFei」のみが書いてあったのですが、「うーん、誰だろう」という感じでした。

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まあとにかくヒルギさんのライブを聴けるならということで、ライブチャージ1,000円(安いなぁ)を払い中に入ると、本日の出演順の表がありました。

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この日の出演者は次の通り(出演順)。

うわー。ヒルギさん以外知らない人ばっかだー。と思ったらカウンターに座って、今年の誓いらしい、歌うまでは飲まない習慣(いつまで守れるのだろう… (笑))を実践しているヒルギさん発見。久々に会ったのでのんびりとお話ししていたらもう20時。全然始まる気配もなく、始まるのは21時だよ、ということに。相変わらずのうちなータイム、恐るべし。

さて、ずっと泡盛を飲みながら待っていると、あっという間に21時頃。ライブ開始です。いつの間にかそこそこお客さん入っているし。素晴らしい。

最初はminosevenさん。男性アコギ弾き語り。とっても素敵なギターを奏でてくれました。特に「戦場のメリークリスマス」、カッコよかった! MCでアコギを弾いていると歌わなければ、という感じになるので、みたいなことを語っていましたが、歌もなかなかよかったですよ。

次はAMBIさん。大阪から来た女性シンガー。いつもはクラブで歌っているので、こういう典型的なライブハウスで歌うのはなかなか珍しくて勝手がつかめないとかMC。パワフルな歌声がカッコいい。なんと沖縄で1ヶ月ほどの滞在で20回くらいライブをするとか。すごいなぁ。

次、生方則孝さん。楽器がテルミン。そういえばテルミンが2台ステージに置かれているのだけれども、この方は1本しか使っていないということは、5組中2 組がテルミン使いというライブなのか…。楽器に触れずに演奏する唯一の楽器テルミン、スタートレックのテーマ、新日本紀行のテーマ、あるいはネコ風、さまざまな音楽をテルミンで奏でてました。なんか、突然演奏を止めて木訥としたノリのMCが入るのがまた面白かった。一人シンセ使いの方でよく似たMCをする人のライブを聴いた記憶があるけれども、やはりキャラクター的にそうなるのだろうか?

ってなわけで次はヒルギ姉さんです。ライブ聴くのは私の体調がかなり悪かった昨年の8月以来。久々です。今回のセットリストはこんな感じです。

  1. 優れる君
  2. とおりゃんせ
  3. 大きな翼の日記 HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - 大きな翼の日記
  4. To my precious, Name... HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - To my precious,Name…
  5. Last Quarter HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - Last Quarter
  6. 月に祈りを
  7. この世界が醜いというなら HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - この世界が醜いと言うなら…

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1曲目の「優れる君」を聴いたときから、かなり声と音楽のパワーが戻ってきていることに気がつきました。やっぱり去年の前半とかはかなり辛かったんだろうなぁ、と思います。毎回聴くたびに少しずつ少しずつ調子を戻してきたようにも思いますし、いつか活動休止前を超えてくれるんじゃないかとも思ったりします。

今回初めてライブで聴いた新CD HIRUGI.co - To my precious,Name… EP のタイトル曲、「To my precious, Name...」 HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - To my precious,Name… 、とてもいい演奏だったなぁ。このあたりは活動休止前とちょっと違った曲だと思いますが、本当にいい曲だと思います。帰ってきてくれてありがとう。

MCでも言っていましたが、今までたぶんほとんどライブで演奏されたことのない曲「月に祈りを」。静かに聴く、いい曲です。ありがとう。そして「この世界が醜いというなら」 HIRUGI.co - To my precious,Name… EP - この世界が醜いと言うなら… でシメでした。そういえば「カナスムヌ」をやらずに終わったライブってたぶん初めてかも。いろんな意味で、本当に復帰後だぞ、という感じのライブでした。

突然決まったライブの偶然に、ありがとう!

ということで、次はこの突然決まったライブの原因を作った人々らしい(笑)MacoFei(マコフェイ)。全くなんの知識も無かったんだけど、テルミン、シンセ、ベース、ドラムなどのバンドでした。大阪からやってきたとのこと(この構成は、マコフェイと、もう少し大所帯バンドのチンタムーとの中間構成と言うことで、チンタマコフェイというらしい…)。

あらあら、なかなかいい音楽じゃありませんか。踊りながら空気を振り回すことでテルミンが反応して音を出し、その音も踊り出す。その音が周りのバンドと絡み合って、とても楽しい音を作ってくれます。へー。テルミンってこんなことも出来るんだ。なんとも楽しそうにみんな演奏しているところもとてもいい。

一曲も聴いたことなかったので、全く曲名などは覚えていませんが、いやー、よかった。後ろの方でヒルギさん達と、「いいねー」と語り合っておりました。また今度は、東京などでライブをやる際にぜひ聴きにいきたいと思っています。

ということで、12時過ぎまで泡盛をちびちびとやりつつ、最後まで聴いてしまいました。今回はみんなレベルが高く、とてもいいライブだったと思います。大満足。

MacoFeiのCD "Tide Trip" も購入。あと、1,000円のライブチャージのたぶん3,4倍くらい飲み食いしたと思います(笑)。 呼んでくれたヒルギさん、お疲れ様でした&ありがとう。


『雨が晴れた!』に続く。


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