ちょっとここで旅行記は一休み。
実は最近、本城直季氏の写真集『small planet』を買って、写真におけるスケール感についていろいろ考えさせられたのです。
この人、実際の光景をあたかもミニチュア写真であるかのような写真を撮っていて、面白いのです。 作品はこのあたりで見られます。
この人は、これを蛇腹の4x5カメラのアオリなどのテクニックで撮ってしまっていると言うところがすごいんだけれども、 それとは別に、写真のもつスケール感についていろいろ考えさせられます。
普段写真を撮るときに、なんで雄大な景色を撮ったにもかかわらず、ミニチュアのようにとても小さく見えてしまう、という現象があります。これを逆手に取ったこれらの作品は、「ミニチュア写真らしさ」について考えさせてくれます。
つらつらと眺めるに、たぶんこれらの写真を構成する要素はいくつかあります。
ということで、これを参考に、前のページの竹富島の写真をいじってみようかと思いました。 オリジナルの写真はこちら。
まずはオリジナルを編集しやすい大きさに縮小します。そして彩度をかなり上げます。 これを3つコピーし、1つは強くシャープに加工、もう2つはそれぞれ、ガウスぼかしを異なった強さでかけます。
これらを3段にレイヤ化し、それぞれにアルファチャネルを追加した上で、大まかに写真全体の奥行きに対応したパターンを作り、それらを大きくガウスぼかしします。あとは、重なった部分などのアルファチャネルをエアブラシで軽く修正し、30分ちょいでこんな感じのやつができました。
なんか面白いかも。また他の写真も加工してみようかな。 それでは、再び旅日記にモードを戻します。