DirectStation POCKET HD-DPM20U2/CR
USB2.0接続、1.8インチディスク採用のフォトストレージ。やはり、小型軽量が魅力。
なにげに、フォトストレージというものを私は持っていなかったのですが、 昨今のデジカメのメモリバカ食いに嫌気がさしてきて、ついに買ってしまったのです。 Buffaloのフォトストレージ、DirectStation POCKET HD-DPM20U2/CRです。 こいつ、要するにデジカメのメディアから単体で(PCなしに)写真を内蔵ディスクにコピーできるもので、あとでまとめてUSBハードディスクとしてアクセスできるという代物です。ポイント割引を考慮してヨドバシで22,000円くらい。
まあ、なかなかよくできていたりするのです。他社のものはもう少しディスクが大きかったり(これは20Gしかない)、きれいに写真を見ることができるプレビュー用のカラー液晶を持っていたり(たとえばエプソンのやつとか)するのですが、これを選んだ理由はいくつかあります。
しかし文句も多々あります。
あんまり本質的ではないのですが、何と言っても、マニュアルが重要なところで間違いだらけ!このマニュアルが公式サイトでPDFで読めたりするので、一時期はすっかり購入候補から外れていました。何考えてこんないい加減なマニュアル出しているのだろう、バッファローさん。これは最悪レベルです。
まず、なんと「AC100V(50/60Hz)以外のコンセントには絶対に電源プラグを差し込まないでください」とマニュアルに書いてあるのです。
おいおい、こんな商品が100V以外で使えなかったら意義半減だよ。海外にこそ持っていきたいブツだろう、こういうのって。で、kakaku.comの掲示板を見ると、なんと100〜240V対応で文句のつけようのないACアダプタがついてくるとのこと。確かに買ってみたらそうだった。何を考えているのだろう?
さらに何と、MacOS X に繋ぐと、「読み込めないボリュームが含まれています」と表示されるので、OSを再起動して本製品を初期化(フォーマット)してくれ、と書いてある。しかもFAT32ではなく、MacOS拡張でフォーマットしろと電子マニュアルの方には書いてある。
実際は何ら問題なく初期状態のFAT32からMacOSはデータを読み込める。
しかもこのマニュアルにあるフォーマット手順を使うと、ディスクがHFS+でフォーマットされてしまい、このマシン単体でのSDなどからのディスクへのコピーができなくなる。FAT32が読めないMacOS Xなんて無かったと思うのだけれども、いったいどういう理由でこんな手順を推奨しているのか不明。マニュアルにも、ダイレクトコピーの機能を使うには、SDとHDDがともにFAT16かFAT32でフォーマットしてある必要がある、と明記されている。
で、さらにこの理由から「ダイレクトコピー機能」(SDなどからPCなしでこの内蔵ディスクにファイルをコピーする)は「Windowsのみで使える機能」、と書いてある。
ちょっと待て! これがもし本当であれば、Macで使う場合はこの機械単体でSDなどからコピーはできず、Macにこの機械を接続して、単なるSDカードUSBアダプタ+HDDとしてMacを使ってコピーすることで利用できると言いたいらしい。
「PCなしのダイレクトコピー」ができなければこんな機械に2万も払うかアホ。もっと安いUSBアダプタと、もっと安いUSB外付けHDDを買うわい。こんなのでMacOSを動作対象機種に加えるなよ。
で、実際のところMacOSでフォーマットするという件がウソなので、ダイレクトコピーがMacで使えない件も連鎖的にウソです。
ということで、製品自体はいいのですが、なんかマニュアルのでたらめには辟易です。これ買ってMacで使おうと思って、素直にマニュアルに従ったら最も重要な機能が使えなくなったりした人がいたら可哀相…。
てなことで、まあ、使ってみましたよ。
直接 SD→HDDの転送をやっています。いいね。
で、くだんのMacに繋いでみましょうか…。あっさり見えますね。なんだか微妙な気分。