この一帯には「沈下橋」(ちんかばし)と呼ばれる種類の橋が多数かかっています。 穏やかな流れの四万十川は、 ひとたび台風などで反乱するといきなり濁流となるため、 最初から氾濫時は沈むことが前提の、 欄干などの余計な構造物のない橋が作られているのです。
いちばん下流にあるのが有名な佐多の沈下橋です。 少しメインの道からそれて、川の方に進んだ場所にあります。 欄干がないので、ちょっと渡るときはスリリングです。
しかし、きれいですね。この橋。川もとてもきれい。
Pacific-18 を一緒に記念撮影。
ちょっと、川まで降りてみます。水に触ってみるととても気持ちのいい冷たさ。
佐多の沈下橋、素敵な風景ですね。
佐多の沈下橋を少し過ぎると、この看板が。 「この先道路狭くカーブ多し、大型バスの通行困難、注意!」 なかなか端的でよろしい。では進もうか。
……絶句するような美しい川ですね、ここ。 写真では雰囲気が伝わらないだろうことがちょっと悔しい。
さらに先へ…。
もうひとつ沈下橋を発見。三里沈下橋。 ちょっとこじんまりとした橋です。
こうして木々の間からのぞく沈下橋もなかなか素敵。
もちろん、沈下橋だけではなく、こういう大きな橋も時々あります。 でも沈下橋の方が多いね。
ここで国道 441 号と合流。 宇和島と中村を結ぶ結構な交通量のあるらしいルートの割には、 一部でかなり狭い。
高瀬沈下橋。
こういう素朴な雰囲気の橋っていいですね…。
いやー、いいところに来たなぁ…。
さらにもうひとつ、勝間沈下橋。
なんか、欄干がない分、川が近く感じられるような気がする。
再度、Pacific-18 の記念写真を。
こういう橋も、 自然に過剰に逆らわずにやっていく知恵なんだろうね。
なんかいい天気になってきました。さらに進みます。
四万十川の流れも少しずつ狭くなってきました。 水の青さが映えています。素晴らしい。
さらに進みます。
こちらは屋内沈下橋。ちょっと独特のデザインの橋ですね。
水面に影を落とす自分を撮ってみる。
本当に素敵な場所です。ここ。
そういえばこの目盛りは何?
あ、わかった、水位の目安ね……。
……って、12.5m ですか? 氾濫するとここまでくるの? 自然は恐ろしい。
本当に素晴らしい景色の中を自転車は進んでいきます。いいコースだね。 アップダウンも比較的少ない。とてもお薦めかもしれません。
道は広くなったり狭くなったりを繰り返しながら、 四万十川の上流側に向かいます。中半休憩所まで。