再び映画を観に新百合ヶ丘へ。 今日は『亡国のイージス』を観にいきました。
ワーナーマイカルはネットで予約ができてとっても素敵。 家でチケットを取ってギリギリの時間に行けばいいというのはなかなか便利。
てなわけで、感想、いってみよう。
原作はかなり面白い。好きな作品です。 でもとても長いので、やっぱり映画にすると詰め込みすぎな感じがします。 あと、前作である『Twelve Y.O.』が映画化されていないので (ちなみに、私はこっちはあんまり好きな作品じゃない)、 いろんな設定が謎のまま放置されている点が気になります。
たとえば、「辺野古ディストラクション」の件が全然わからないし (いや、映像で見られたのは面白かったけど…。 たぶんあれは本当の辺野古の景色に合成してたよね)、 せっかく出てきた女工作員がかなり設定が謎のままアレしちゃうし…。 このチェ・ミンソって女優さん、 「イルボンの右翼映画に出演するなんて」と本国で非難されてるらしいのに、 これではちと可哀想なのではないかと…。
良い点。自衛隊の協力もあり、イージス艦などの描写はカッコいい。 専守防衛のダメさ加減を淡々と語りハープーンを発射する中井貴一工作員も素敵。 音楽もいい。勝地涼君もイイ。 そしてチョイ役の真木蔵人 F2 パイロット、 一瞬日本人に見えないところもとてもイイ(笑)。
テーマは重くてとても現代的。 でもやっぱり詰め込みすぎなんだよね…。その点がやっぱり残念です。 面白かったけどね。
ちなみに、グソーってのは沖縄の方言で「後生」、 すなわち「あの世」のことです。