(CD, 2006-04-26)
大病で倒れてから 1 年半、ついにヒルギさんが復活! 全国発売の復帰第1弾ミニアルバムが完成です。めでたい!
(CD, 2003-10-25)
ヒルギさんのデビュー MAXI シングルです。 残念なことに、 東京方面でのデビュー直後の2004年秋に大病のために活動を休止し、 それ以来沖縄で療養中でしたが、 ほぼ1年のブランクを経て2005年9月に活動再開。 現在沖縄でライブを中心に活動しています。
(CD, 2003-09-21)
昨年のちょうど今頃、 沖縄出身のアーティストのヒルギさんを本サイトでは強烈にプッシュしていました。 私がライブで聴いたアーティストとしては間違いなく三本の指に入る素晴らしい歌声で、 ギターを掻き鳴らしつつ、 素敵なメロディと詞の歌を歌うシンガーソングライターでした。
実は彼女は秋に、 新人としてのプロモーション活動を活発に続ける最中に、 突然大病に倒れてしまっていたのです。
それ以来沖縄で療養生活を続けていたのですが、 今年の春には事務所との有期契約も切れてしまい、 もう全く行方が掴めない状況になってしまいました (まあ、事実上昨年秋以来、ほぼ音信不通同然だったのですが)。
最後に聴いたライブは昨年 9 月の川崎での野外。 あの時も調子悪そうだったからね…。 しかし、 あの歌声がもう聴けないなんて悲しすぎる…とかいう以前に、 何とかちゃんと生きていて欲しいと思っていたのですが、 最近ふとしたことで連絡が取れました。 着々とリハビリの日々を送っているとのこと。 しかも何とも嬉しいことに、再起を目指して頑張っているらしい。
そして今回、「7 月 3 日にプレ復活ライブとして、 イベントに飛び入りで 2 曲歌うよ」、とのお誘いがご本人から! 何と突然、 一昨日に決定したとのこと。 場所は先日コザから北谷に移転したライブハウス「モッズ」。 コザにあった頃はかつての彼女のホームグラウンドだったライブハウスですね。
というわけで、 北谷なら今日泊まっているコザから目と鼻の先です。ええもちろん行きますとも。 先日からいろいろな場所で偶然が続きすぎて正直怖いくらいですが、 本当に幸運に感謝です。
コザから北谷まではタクシーで 1,000 円ちょいくらいの距離です。 サンディエゴのフィッシャーマンズビレッジをモデルにした街づくりをしたということで、 今ではすっかり若者の街となっています。
ヒルギさんに会うのは本当に久しぶりです。 あの川崎以来だから、ほぼ 10 ヶ月ぶりかな。 しかもあのときは本当に調子が悪そうで全くお話もできなかったし…。
本番前の腹拵えに、モッズの下にあるレストランにさそって頂いたので、 本当に旧友に会う、という感じで、色々と積もる話を聞きました。 いや、 あのときは本人が一番無念で悔しい思いをしているだろうなぁ…と思いましたが、 本当に大変だったのですね…。 でも、命に関わる病気をしたから別の視点を得た部分もあるとも。
ともあれ、まだ手はギターを弾けないし、左目はまだ眼帯が取れないし、 何曲も歌うのは辛い、という事ですが、 それでも「この場所」に戻ってきたヒルギさんに乾杯です。おめでとう。 そしておかえりなさい。
さて、今日のモッズのイベントは「音祭」というもので、 二日連続で行われているようです。出演者は次の通り (出演順)。
ここでモッズの店長、喜屋武さんともお話しできました。
喜屋武さん「ヒルギのあの (ギターを掻き鳴らすポーズをする) 頃知ってるの?」
私「うんうん」
喜屋武さん「それは当然ファンになるさ〜(笑)」
いい場所ですね! ということで、 いつも私が東京の小さなライブハウスで楽しんでいるのと同じような感じで、 全然知らない人たちの音楽を楽しませて頂きました。 どの人たちもいろいろと面白かったけれども、 特に最初の伊集タツヤさん、よかったなぁ。
さて、ということで肝心のヒルギさんはどうだったかというと…。 しばらく前にバンド「ib.lovers」を組んだという事を聞いていたのですが、 今日はギターとしてリーダーを連れての出演です(笑)。
司会兼の伊集さんの紹介で登場したヒルギさんは、 久々の舞台にかなり緊張していたと思うけれども、一曲目はやはりこの曲でしょう、 『カナスムヌ』。 まだ体は思う通りに動かない部分もあるのだろうけれども、 そこから聴こえる声は間違いなくあのヒルギさんの声でした。 この声に出会ってしまったんだよな〜、と、去年のことを色々思いだしました。
その後、今までのさまざまな出来事と、 そこで思ったことを挨拶として MC で語っていました。 感きわまってしまったようで、涙ぐんでいました。 ごめん、俺ももらい泣きしてしまったよ。 …おかえりなさい。
そして二曲目は、確か東京に来るときに作った曲だと言っていたっけ? 「風まかせ」。これは本当に今回のプレ復活ライブには最高の選曲でした。 東京で聴いたときはここまでいい曲だというのがちょっと理解できていなかったかな…とまで思ってしまいました。 強く歌われる「僕はここにいるよ」のフレーズが強く心に残ります。
たったの二曲でしたが、本当に素敵なステージでした。 本当に、活動第二章の最初の節目のこういうイベントに参加できて幸せです。 ありがとうございました!