2004 年 8 月 12 日 (木) 大手町

『愛しの娘』カバーイメージ

HIRUGI.co『愛しの娘』

(CD, 2006-04-26)

大病で倒れてから 1 年半、ついにヒルギさんが復活! 全国発売の復帰第1弾ミニアルバムが完成です。めでたい!


『カナスムヌ』カバーイメージ

ヒルギ『カナスムヌ』

(CD, 2003-10-25)

ヒルギさんのデビュー MAXI シングルです。 残念なことに、 東京方面でのデビュー直後の2004年秋に大病のために活動を休止し、 それ以来沖縄で療養中でしたが、 ほぼ1年のブランクを経て2005年9月に活動再開。 現在沖縄でライブを中心に活動しています。


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ヒガシワタリ『青い海』

(CD, 2004-07-04)


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??????『赤いクツ はいていたあの頃』

(CD, 2004-01-12)


さて、本日は大手町の sankei metrosquare という場所で、 「ヒルギとその仲間たち」(本当に正式名称?) という名前のイベントが行われました。 サンケイビルの前の野外スペースなのですね。 蒸し暑い夜ですが、生ビールの販売なども行われていてなかなかいい気分。 夜空の下、生ビールを飲みながらのんびりです。

ちなみに写真は FOMA P900i によるものです。 暗いところには少し弱いね。 そういえば最近私の iPod のアーティスト名「ヒ」のところには、 「ヒガシワタリ」「ピッピ隊音楽部」「ヒルギ」と、 沖縄系インディーズな人々に占領されてしまっていてもう大変 (笑)。

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今回はヒルギさん方面主催のイベントのようですが、 出演者はヒルギさんに加えて双葉、ヒガシワタリの沖縄勢 2 組 3 人。 ヒガシワタリは下北沢の『北沢音楽祭』の時も聴けましたが、 双葉さんは初めて。 でも、アルバム『赤いクツ はいていたあの頃』はしばらく前に買っていて、 ちょっと興味を持っていたのでした。

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出演の順番は、双葉→ヒルギ→ヒガシワタリの順番。 最初にでてきたのは双葉さん。っていうかデュオって聞いていたんだけど、 一人だったのがちょっとびっくり (アルバムもデュオの声だったし)。 お名前は茉莉さんでした。

しかし、2 年前にたまたま那覇に行っていたときにやっていた壺屋まつりで、 アイロウ&タカ (というか現在のヒガシワタリ) の路上ライブの時に横にいたり、 国際通りで弾き語りをやっていたのを見掛けた女の子二人、 この双葉さんじゃなかったのかな? と思う今日このごろ。

私としたことが珍しくメモを取っていました (笑)。セットリストは以下の通り。

  1. 童神 (古謝美佐子)
  2. 芭蕉布 (クララ新川)
  3. 涙そうそう(BEGIN, 森山良子, 夏川りみ)
  4. 家までもうすぐ
  5. サクラ
  6. アカバナー

最初は「沖縄の曲をやります」とのことで、 三線を手にカバー 3 連発。名曲揃いですね。 確かに素敵だけれどもオリジナル曲も聞きたいぞ。 …ということで、『家までもうすぐ』、そして『サクラ』。 おお、なかなかいいじゃないか。 品川の港南口で毎日ライブをやっているらしいので、 金曜のヒルギさん以外にも聞きに行ってみるかな、と思いました。

そしてラストの『アカバナー』。ウチナーグチでハイビスカスのことだね。 ウチナーグチ混じりのこの曲はアルバムを聴いたときも出色の出来だと思ったんですが、 ライブで聴くとさらに素晴らしい。

次はヒルギさん! これで私がライブを聴くのはなんと 10 回目 (遅刻が多いけどね)。

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今回はこのイベント主催ということですが 2 番手に出演。 セットリストはこんな感じ。

  1. 優れる君
  2. とうりゃんせ (新曲)
  3. てぃんさぐぬ花 (Traditional)
  4. あいたい
  5. カナスムヌ
  6. ンヌツヌアーグ

やっぱり、空が見える会場で、 しかも結構いい音響でライブを聴くのはとってもいいねぇ…。 そういえば回りの会話でも宮古出身の人が結構いるのがわかります。 大手町で仕事帰りの人もいるかも知れませんが、 結構お客さんは集まっていました。

新曲「とうりゃんせ」…初めて聴きました。 今まで品川でやったときは全部行けない or 遅刻してもう終わっていた、 という曲なので、初めて聴けて嬉しいです。 おー。こういう曲だったのね。こういう曲はとても好きです〜。 でもあと何度か聴きたいです。

今まで「てぃんさぐぬ花」をやるときは、必ずあカペラでやっていましたが、 今回は新しい試み (?) でギター伴奏ありでした。 あとは「あいたい」「カナスムヌ」「ンヌツヌアーグ」の名曲 3 連続。 今回、初めて「手紙」の朗読を聴きました。 いろいろ考えさせられます。 若い頃ほど純粋な気持を持てなくなっている今日この頃ですが (だから、若いまっすぐな人を見るととてもよいと思う)、 終戦記念日を控え、その方法論に様々な考えの人がいても、 平和を願う気持は誰もが一緒だと思います。 最後の「ンヌツヌアーグ」、空に吸い込まれるような声が素敵でした。

ラストはヒガシワタリ。セットリストは以下の通りでした。

  1. 青い海 (三線 ver.)
  2. イラヨイ月夜浜 (BEGIN, 大島保克)
  3. どこをみて
  4. 夢をつかむまで
  5. 島唄 (THE BOOM)
  6. ハイサイおじさん (喜納昌吉&チャンプールズ)
  7. スッパイマンのうた (リクエストに応え)
  8. 琉星 (with 茉莉 from 双葉)
  9. 青い海 (with 茉莉 from 双葉)

双葉さんと同様、比較的今回はカバーが多かったかな? MC ではなかなか苦労しているんだなぁ、と。 そういう時にやはり「夢をつかむまで」とか、あるんだろうなぁ。 いいな、若さを感じるぞ。 しかしリクエストに応えて「スッパイマンのうた」までやってくれるとは思わなかった。 当人も言っていたけど久しぶりに歌った、ということらしい。 サービス精神旺盛すぎ (笑)。

傑作『琉星』は双葉の茉莉さんと 3 人で。 本来は予定外だったらしく、 最初は PA でうまく茉莉さんの声が出ていなかったみたいだけれども (しかも照明もよく当たっていなかったぞ)、 後半からはとてもよい感じになっていました。 で、ラストの『青い海』も 3 人でやっていました。

東京のど真ん中、満天の星とは行きませんが、 空に響く音楽はやっぱりいい。またこのようなイベントを開いてほしいですね。

P.S. 双葉『赤いクツ はいていたあの頃』(公式ページディスコグラフィー)とヒガシワタリ『青い海』(こちらも)の CD ジャケットに出ている女の子二人、 訊いてみたところやはり同一人物らしい (笑)。 いや、買ったときから気になっていたのですよ。 しかも、同じレーベルから製品番号 1 番違いで出ているアルバムだしね〜。


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