2004/05/14 成田「大韓航空デビュー」

(エレクトロニクス, 2003-11-10)

安価なノイズキャンセリングヘッドホン。逆位相の音で周囲の騒音を軽減します。電池も本体に内蔵できるタイプで、他の同等の製品と比較すると非常に携帯性に優れています。
地下鉄、飛行機などの轟音を発生する環境では非常に効果絶大であり、特に飛行機では音楽を流さなくても「リアクティブ耳栓」として機能します。
総合的には非常によくできていますが、いくつかの不満もあります。
まず、屋外でのノイズキャンセリング機能は、風の音を拾ってしまうために使えません。
しかし、そもそも屋外でのノイズキャンセリング機能の利用は、安全上お勧めできませんので、これは機能をオフにすればよいでしょう。ただし、屋内でも強く扇風機が吹いている環境などでは風を拾ってしまいます。
あとは音質です。2000 ～ 3000円クラスのヘッドホン相当以上の音質を期待してはいけません (まあ、BOSE などの他社の製品と比較すれば値段相応というところと思われます)。
総合的にみればそこそこよい品であり、携帯性に優れたノイズキャンセリングヘッドホンを、一般ユーザーの手にも届きやすい価格で提供したということは評価できるでしょう。

さて、5 ヶ月ぶりにロサンゼルスに行くことにしました。今回は USC の卒業式にでるのが目的なのですが、開始が 5 月 14 日の 09:00 …。で、私の予定は 5 月 13 日 18:00 まで日吉で埋まっているという現実があり、間に合うのに必要な 13 日中の出発が無理な状態でした。

唯一、JAL ホノルル便最終 22:00 @ 13 日 →AA に乗り継ぎ LAX へ 21:30 ごろ、という 13 日中に着く手もあったのですが、それはそれで乗り継ぎリスクが高い上に、ひたすら疲れそうでしかも値段も高いということになりボツ。もう一つの選択肢として、NRT→LAX で最も早い時間に出るものは何か、と検索すると、大韓航空が 14:55 @ 14 日 NRT → 08:30 @ 14 日 LAX 着なので、これだと入国審査、市内への移動その他を含めても多少の遅刻で到着できそう、という結論になりました。

ということで、ここしばらく原則 UA や ANA などのスターアライアンス系でまとめていた私ですが、今回はスカイメイト系の大韓航空に初デビューと相成りました。アンニョンハセヨ、しかし微妙にドキドキ(笑)。

LAX に着いたらホテルに行く暇もなく速攻で行動開始のため、荷物は最小限に絞り (しかし PC やビデオカメラなどは持っていくので、それなりに量がある…)、全部の荷物をボブルビーのバックパックに積めて行くという、最近国内旅行をするときのスタイルで出かけました (したがって預け手荷物なし)。

しかもスーツで行くということで、なんともちぐはぐなスタイルでの出発でしたが、まあ、この際仕方がないでしょう。ま、というわけで、成田空港では KE は第一ターミナルなので、前回の UA に引き続き第一ターミナルにやってきました。

食事は最近できた気がする京成○○というお店で鰻重 + ミニそばセットを食べました。もちろん京成系。

オフシーズンのためか、成田は空いています。出国の手続きなんて 1 ゲートに 2, 3 人しか並んでませんでした。現在、第一ターミナルは大改装中ですが、2006 年の完成でだいぶよくなるのでしょうか？ UA の方は既に新しい建物でしたが、KE はまだ以前の建物のままとなっています。

実は今回の旅には新兵器が導入されました。 SONY のノイズキャンセリングヘッドホン。 BOSE の Quiet Comfort もよかったのですが (ANA の新型ビジネスクラス "New Sytle, Club ANA" には、この BOSE のヤツが装備されていました)、ボディの圧迫感があり、しかもでかい上に、電池を入れたリモコンみたいなケースがケーブルに着いていて邪魔です。この SONY のやつは単 4 電池も耳のところに収納するようになっており、見かけは普通のヘッドホン (ただし頭の後ろをぐるっと回すタイプ)で、折り畳むこともできて非常に小さくなります。素晴らしい。

これは比較的低周波の音に対してに逆位相の音を発生させ、外部のノイズを低減します。高音部分はそのままですが、あまり気になりません。なかなかよい「耳栓」です。こいつのおかげもあってか、今回の旅ではいつもなかなか飛行機で眠れない私もかなり快適に眠れました (私にとって、揺れよりも騒音の方がどうも睡眠には問題らしい)。

上空は晴れていますが気流はかなり不安定…。バタバタ揺れています。

ということで機内食。さすがコリアンエアー。ビビンバが機内食で選べます。

こちらのご飯 (右) を入れて、チューブ入りコチジャンを加え、マジェマジェして食べるようです。

CDG → ICN の AF でさえキムチが出るという噂は聞いていたので、機内でキムチというのはどういうものよ、と思っていたのですが、キムチは出ませんでした…。ちょっと拍子抜けかも (笑)。辛い物ジャンキーの方用にか、辛口のザーサイもついていました。

ということでマジェマジェ。ほお。まあまあいける感じ。右はワカメスープ (フリーズドライの製品にお湯を入れてくれる)。

相変わらず激しく揺れているけど、iPod + 例のヘッドホンで静かに音楽を聴きつつ、おやすみなさい。

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2004 年 5 月 14 日 (金) 成田