2004 年 3 月 30 日 (火) 渋谷

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サントラ, 西田和枝社中他『イノセンス オリジナル・サウンドトラック』

(CD, 2004-03-03)


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川井憲次, 士郎正宗他『イノセンスの情景 Animated Clips [DVD]』

(DVD, 2004-03-19)


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押井守, 田中敦子他『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]』

(DVD, 2004-02-25)


さて、昨日予定より 1 日早く旅行から帰ってきたため、 一日休暇が余りました。 ということで、いろいろな宿題を片付けてしまうことに…。

まあ「宿題」といいつつ、 とりあえず忙しくて見に行ってなかった『イノセンス』を見に行こう、 ということにしました。とりあえず渋谷のシネフロントへ。 ここの映画館は全席指定なので、 事前に並ぶ必要がなくてとても良いです。

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で、観てみたのですが……、……こいつはすげえや。 相変わらず原作者に怒られるのではないかとついつい心配になってしまう位の押井守の映画でした。 前作があれだけ有名になった作品の Part2 なので、 そのプレッシャーや相当のものだっただろうと思いつつも、 これだけ「はまる人ははまりそう」な映画にきっちり仕上げているのはさすが。 まあ、ノレない人はとことんダメそうなので、 そういう人はごめんなさいね。

主人公が前作で消えてしまったため、 今回は主役のバトー君ですが、なかなかワンワン君といい味を出しています。 ところでいきなり鑑識での会話シーンは凄いな。 シチュエーションは全然違うけど、 以前の『ビューティフルドリーマー』の 360 度パン長回しの会話シーンを思い出しました。

あと、何と言っても、最初の「人形」の登場シーンの無機質な色っぽさと、 案の定クレジットにも名前がでていた「四谷シモン」…。 っていうか、四谷シモンの人形があれだけ大量に…。

でまあ、ネタバレはその程度にして、 豪華絢爛な CG とアニメーションの融合は、 昔の『天使のたまご』辺りで実際にやりたかった表現に、 やっと技術が追い付いてきたのかな、という感じがします。 あのエトロフに最初に着いたときのシーンや、 オルゴールのシーン、凄すぎ。

音楽は基本的に前作のテーマを踏襲していますね。 今回はさらに打楽器がかなり前面に出てきている感じかな。 やはり押井版の攻殻機動隊はこういう音楽じゃなくちゃ。 テレビ版はあれが合っていると思うけどね。

ついついもう我慢できなくなって、 サントラ音楽版 DVD『イノセンスの情景』を買ってしまいました。 この DVD ですが、かなり豪華絢爛な CG の主要部分が音楽と共に収録されていて、 とても良いです。 でも思いっ切りネタバレなので、 まだ見ていない人にはお勧めできません。

てなわけで、人によってお勧めできるかどうかは微妙ですが、 私個人としてはかなりはまってしまいました。 もう一度観にいこうっと…。謎が多すぎるので。

ところでいつのまにか、 異常に高価だった前作の DVD ですが、 先日廉価版が出ていたのですね。 しかしまだ高いと思うのですが…。 …と思ったら、そうか、本当の廉価版はこちらなのですね。まあ、この値段なら許せるか…。 『イノセンス』って、前作観ていないとわからない部分がかなり多いですからね… (観ていてもわからない部分は多いが ^^;)。


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