タイムゾーン: -8H 日本との時差: -17H
さて、日本では結局忙しくて観られなかった『ザ・ラスト・サムライ』を、 ロサンゼルスで観ることにしました。 ついでにお買い物もしたかったので、ショッピングモールのザ・グローブに来ました。 駐車場からは山の上のハリウッドサインも見えます(写真では小さいけれども、 肉眼でははっきり見えます)。
ザ・グローブはまだクリスマス気分。 先に映画のチケットを買って、 プラプラすることにしました。
あ、今度こそちゃんと撮ったぞ。AppleStore のスケルトン階段。 一応下はすりガラスです (笑)。
本屋さんの 3 階のカフェでのんびり上映時間を待ちます。 本屋にカフェ併設っていいですね。
てなわけで、それではそろそろ劇場に入りましょう…。
……。
観ました。すみません、ぼろ泣きしてしまいました。 隣のターバン巻いたインド人もボロボロ泣いていました。 何て言えばいいのだろう。 「武士道」という概念を真っ正面から描いた映画であり、 日本文化の源流の一つに対する深いリスペクトに満ちた作品だと思います。 明治維新という歴史的なターニングポイントで、 日本人が失ったものとそれでも底流に残したものを考えさせてくれます。
多少サービス過剰かな、というシーンと、 少し日本と植生が違うのでは、と思う部分もあるのですが、 サービスに関しては西洋の観客に対しては許容できる範囲だと思うし、 植生に関して言えば、むしろ広葉樹が多いという点においては素晴らしいと思います。 なにより、純粋なエンターテインメント作品としてカッコ良く、美しく、楽しい。
この後わずか 20 年足らずで日本はロシアと戦い、 そしてその数十年後に今度はアメリカと戦い、 もう一つの歴史のターニングポイントを迎えることになるわけで…。 現在、さらにもう一つの転換期を迎えつつある日本人にとって、 「自分達がどんな者たちの子孫であるか」を考えてみることは無駄ではないのかも知れません。 こういう映画が海外からやってくるというのは、 日本人として面目ないようですが、とても面白い。
帰ったらもう一度日本で字幕付きで観てみよう…。
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