2003 年 8 月 14 日 (木) 自宅

NHK スペシャル『映像記録 昭和の戦争と平和』という番組がありました。 ただ一言、衝撃でした。

これほどテレビのドキュメンタリー番組で衝撃をうけたのは、 同じ NHK スペシャルの『映像の世紀』以来かも知れません。 新たに発掘された昭和初期のカラー映像を、 コンピュータによる修正で色を復元したという映像はあまりに美しく、 それで語られる昭和初期の平和、戦争、そして敗北から復興に到る歴史は、 あまりに鮮烈なものでした。

戦前の日本が白黒フィルムで見慣れた異世界などではなく、 自分が生きているこの世界と連続した歴史を共有する、 「日本」そのものであったこと、 そしてこの時代を生きた日本人も、 今の日本人と変わらない「日本人」であるという当たり前のことも、 この歳になってやっと生の感情をもって思い知らされました。

この番組は、 BS で放送されたものをおよそ半分の時間に編集したものであるとのことで、 オリジナル版を BS で 8 月 31 日に再放送が行われるそうです。 そこでこの番組に関する詳しい感想は、 8 月 31 日に BS 版を見てからもう一度ちゃんと書こうと思います。


このサイトへのリンクには何ら許可は必要ありません。 ただし、無断で写真をダウンロードして他の場所に掲載したり、 画像加工の素材として利用するなど、再配布に当たる行為はしないようにしてください。 また、このサイトへのリンクであることを明示すること無しに <img src="..."> などで他のページの内部に画像ファイルを取り込むことも、 ご遠慮下さい。