先日の Perl 5.8.0 を FreeBSD 4.X で使うための話の続きです。 実はあれを書いたあとメールをいただき、それによると、 FreeBSD で ports から Perl 5.6/5.8 をインストールすると、 use.perl というスクリプトがインストールされて、 これを用いてシステムの Perl を使うか ports の perl を使うかを選択できるということでした。 ありがとうございます。
…って、気が付けば /var/db/pkg/perl-5.8.0_6/+DISPLAY に書いてあるじゃん! ちゃんと読めよ > 私。
Installation of Perl distribution is finished. Please note, that since Perl is also in the base system, this distribution will not be used by default. If you want this version of Perl to be used by default, please type use.perl port Assuming that use.perl script (which was installed with the rest of the Perl distribution) can be found in your PATH (you might have to type `rehash' first, depending upon a shell you use), this action will replace /usr/bin/perl and /usr/bin/suidperl with symbolic links to the versions of these binaries in the Perl distribution. This action will also put some variables into your /etc/make.conf file, so that newly installed ports (not packages!) will use new version of perl, and the system upgrades from the source will not overwrite the changes made. At any time you can also type use.perl system if you wish to revert back to the system version of perl.
ということで、Perl 5.8.0 をインストールして、use.perl port と実行すると、 ports、use.perl system と実行するとシステムの Perl を用いることになるようです。 そこで、use.perl port してみました。 /etc/make.conf には以下のように記述が追加されます。
MASTER_SITE_OVERRIDE?= \ ftp://ftp3.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/distfiles/${DIST_SUBDIR}/ # -- use.perl generated deltas -- # # Created: Sun Jul 13 22:38:50 2003 # Setting to use base perl from ports: PERL_VER=5.8.0 PERL_VERSION=5.8.0 PERL_ARCH=mach NOPERL=yo NO_PERL=yo NO_PERL_WRAPPER=yo
/usr/bin/*perl* は次のように変更されます。
% ls -l /usr/bin/*perl*
-r-xr-xr-x 1 root wheel 12872 4 5 08:53 /usr/bin/find2perl
lrwxr-xr-x 1 root wheel 19 7 13 22:38 /usr/bin/perl -> /usr/local/bin/perl
-r-xr-xr-x 2 root wheel 10168 4 5 08:53 /usr/bin/perl5
-r-xr-xr-x 2 root wheel 10168 4 5 08:53 /usr/bin/perl5.00503
lrwxr-xr-x 1 root wheel 19 7 13 22:38 /usr/bin/perl5.8.0 -> /usr/local/bin/perl
-r-xr-xr-x 1 root wheel 31723 4 5 08:53 /usr/bin/perlbug
-r-xr-xr-x 1 root wheel 26305 4 5 08:53 /usr/bin/perlcc
-r-xr-xr-x 1 root wheel 16807 4 5 08:53 /usr/bin/perldoc
-r-x--x--x 2 root wheel 50816 4 5 08:53 /usr/bin/sperl5
-r-x--x--x 2 root wheel 50816 4 5 08:53 /usr/bin/sperl5.00503
lrwxr-xr-x 1 root wheel 23 7 13 22:38 /usr/bin/suidperl -> /usr/local/bin/suidperl
すばらしい。ということで、 p5-* と ja-p5-* 系の packages を全部 pkg_delete したのですが、 前回のいい加減な方法の影響もあって、 ゴミが /usr/local/lib/perl5 以下に大量に残っている。 ということで、
# rm -rf /usr/local/lib/perl5
しようとしたところ、つい指が滑って…。
# rm -rf /usr/local/lib
してしまった…。ショック! ああ、最近のマシンの速いこと、一瞬で終わってしまった。
まあ、Windows で言えば、Uninstallshield でアンインストールしたのに、 ゴミが残っていたので C:\Program Files の下のディレクトリを 1 個削除しようとしたら、 C:\Program Files を消してしまったようなものですね。トホホ。
ということで、仕方がないので packages を全部 delete して、 環境を再構築…。商用ソフトのライセンスは、 Wnn7 は /etc 以下にあり、VMware はホームディレクトリ下にあったので、 特に問題はなかったのですが、 いろいろな distfiles が失われていたり、 VMware 2 の build 1235 (Office で選択範囲が見えなかったりするバグが、 修正されたバージョン) が見つからなかったりでたいへん。
VMware 2 build 1235 は、以前使ったときにこの日記に URL を書いておいてよかった…。 検索で発見。 http://www.networld.co.jp/products/vmware/download/204_down.htm から入手可能です。 モノはhttp://www.vmware.com/software/204_pru/VMware-2.0.4-1235.tar.gzにあります。
はあ、ということで何とか環境を再構築しました。 いろんなソフトが最新版になってよかった (^^;。
ということで、環境を再構築しつつ、本日の夕食。 最近この手のメニューにこっています。 今日は鯵でした。