2003 年 4 月 20 日 (日) 池上

No Image

一青窈『姿見一青也 [DVD]』

(DVD, 2003-10-01)


No Image

一青窈, 武部聡志『大家 (ダージャー)』

(CD, 2003-03-19)


No Image

一青窈『月天心』

(CD, 2002-12-18)


さて、池上本門寺にやってきました。 今日は、一青窈の野外ライブがここで行われます。 天気は……雨。しかも寒いー。 会場は池上本門寺にある草野球場みたいな場所に、 長椅子を並べた感じ。

しかし、舞台みたいな場所には寺の雰囲気にマッチした、 2 階建ての和風のセットが組み立てられ、和太鼓なども置かれています。 TV も立派なカメラとクレーンが入っていて、 どうも本格的な収録が行われるみたい…、と思ったら、 NHK がハイビジョンで収録しているようです。素晴らしい。 次第に周囲も暗くなってきたのですが、 開場も 30 分遅れで開始も 30 分遅れ。 何せこの気温にしかも雨なので、寒いぞー。 でも、わりと年輩の客層もいるぞー。いいなぁ。

とか言っていうるちに、 照明が落ちると同時に、舞台後方の五重の塔がライトアップされ、 そこに和太鼓が鳴り響き『月天心』からライブが始まりました。 今日はこれだけ当人も寒かろうに、 声の響きも素晴らしい! しかも、今回は照明やその他の演出の腕にも特筆すべきものがありました。 スタッフに拍手!

MC で、生のストリングスをバックに歌うのが夢だったのです、 ということも言っていましたが、 ストリングスだけでなく、 弦楽器として二胡や馬頭琴まで入って、 実に素晴らしい演奏をバックにいい歌を聴かせてもらいました。 本当に、これで一青窈のライブは 4 回目ですが、 一番良かったと思います。

選曲は、 「もらい泣き」「月天心」「大家」のほとんどの収録曲をやったんじゃないかな。 大会場でみんな座った状態で、ピアノとストリングスを中心のバックで、 シーンと聴くというライブは、 昨年の鬼束ちひろ (武道館) もそうだったけど、 今回は寺という場所を生かしきった照明効果と、 その他演出効果のかいもあって、 寒さにふるえながらも圧倒されていました。

冷たかった雨さえも、結果としてこの演出効果に華を添えていたように思います。 何と言っても、霧雨の中、 会場全体に桜吹雪が舞ったのですが、 この桜吹雪がなんと本物の桜の花びら! 五重の塔の近辺にも同様に桜吹雪が飛び、 歌声と相まって、本当に幻想的でした。

ついこの間まで、小規模な会場でひっそりとライブしていたんだけどな〜、 と思いつつ、そういう人がこういうライブをできるようになったというのは、 結構嬉しいなぁ。

特にアンコールの今回のライブ専用アレンジの「もらい泣き」と、 「アリガ十々」は最高でした! 寒さに震えて見ただけの甲斐はありました。

FYI: このライブの模様は、5 月 22 日に NHK BS-2 で放送されます。 BS-Hi でも 5 月上旬に放送されるようです。 しかし、今週木曜のこの番組も気になる…。 一青窈 & 柴田淳 w/ 葉加瀬太郎 か、…NHK、やるなぁ。 葉加瀬太郎がバックの「もらい泣き」ってどんなものになるんだろう? ちなみに、関東地方は政見放送のため 0:15 からです。


このサイトへのリンクには何ら許可は必要ありません。 ただし、無断で写真をダウンロードして他の場所に掲載したり、 画像加工の素材として利用するなど、再配布に当たる行為はしないようにしてください。 また、このサイトへのリンクであることを明示すること無しに <img src="..."> などで他のページの内部に画像ファイルを取り込むことも、 ご遠慮下さい。