2002 年 12 月 2 日 (月) 三田

職場にやってきたおニューマシン、 Intel の 2U Server Chassis SR2300 ベースの XEON マシンだ (XEON 2.4GHz, Registered ECC DDR266 512MB, Adaptec SCSI RAID 2110, Maxtor/Quantum ATLAS 10K 18.4GB x 2 as RAID5)。 Intel 謹製のベアボーンを使うのは以前の名機 ISP-1100 以来だな (このサイトを抱えている 1U サーバと同様、システムワークスから購入)。

珍しいのは、前面にもVGA のポートがあること。 前面 USB ポートと合わせると、 完全にシャーシ前面からのメンテナンスが可能 (当然、シリアルポートも前面にある)。

[image]

シャーシを開けるのにネジは不要。 IBM の Netfinity のケース並にメンテナンス性が良い。

[image]

中の構成も非常に整然としている。 6 本の PCI64 スロットを持っているのだが、 これは 2 本のライザーカードにしっかりとまとめられている。

[image]

巨大なファンからエアフローを誘導される構成になっており、 CPU の放熱板自体にはファンはついていない。 XEON 2CPU まで対応可能。

[image] [image] [image]

Intel のマザーボードだけあって、 チップセットは当然 Intel 5700、 オンボードは PRO/1000 相当の 1000BaseT のチップが載っている。 オンボード SCSI は Adaptec AIC-7899W (ZCR は対応していないので、 この SCSI チップ自体は使っていない)。

[image] [image]

SCSI はスマートケーブルで接続。 このケースは最初からそのような設計になっている。

[image]

電源も冗長電源が収納可能 (しまった、 買ってなかった…)。ホットプラグ可能。

[image] [image]

PCI は PCI-64 (実際は PCI-X) が 6 本。 1U と違ってスペースに余裕があるので、きれいに並んでいる。 ロープロファイルでもない。 背面シリアルポートは RJ45 で提供されており、 高密度実装に便利だと思う。

[image]

ディスクは SCA2 SCSI タイプ。 放熱性の良さそうなアルミフレームによるホットプラグスロットだ。

[image]

XEON なので、当然 Hyper Threading も対応している。

[image]

BIOS Setup の言語は選択可能。 残念ながら日本語はない。

[image]

BIOS Redirection は前面、背面のシリアルコンソールが選択できる。 面白いのは、Terminal Type を選択できること。 PC-ANSI, VT100+, VT-UTF8 を選択可能。素晴らしい。

[image] [image] [image] [image]

ためしに、FreeBSD 5.0-DP2 を突っ込んでみましょう。 RAID カードは asr0 で認識されます。

[image] [image] [image] [image] [image] [image] [image] [image]

ちなみに、1000Base-T のインターフェースは em0/em1 で認識されます。

[image]

5.0 では Perl が packages になっているので、 別にインストールされます (All を選択したら勝手に入った)。

[image]

ということで、インストール完了。

[image]

ためしに、Hyper Threading を有効化してみました。

[image] [image]

"2 X Intel(R) XEON(TM) CPU 2.40GHz logical processor(s)" だそうな。

[image]

一応 GENERIC カーネルはブートした。

[image]

SMP 対応カーネルを make してみる。

[image]

が、da0 を認識したところで起動しなくなってしまいました (たぶん、カーネルからユーザランドに移るところで死んでいる)。 うーん。Hyper Threading にはやはり対応していないのかしら?

[image]


このサイトへのリンクには何ら許可は必要ありません。 ただし、無断で写真をダウンロードして他の場所に掲載したり、 画像加工の素材として利用するなど、再配布に当たる行為はしないようにしてください。 また、このサイトへのリンクであることを明示すること無しに <img src="..."> などで他のページの内部に画像ファイルを取り込むことも、 ご遠慮下さい。