さて、ここまで自転車で那覇市内をうろついていたのですが、 やはり (さっき首里城で一瞬果てたにも関わらず) この程度では全然走り足りない、 ということで、とよみ大橋から明治橋の方に出て、 南部に向かって走り出してしまいました。
風向きは南風でした。 南に進む以上はずっと向かい風です。 東京で走ると向かい風は余計な体力を使う原因でしかないのですが、 ここでは実は違った…というのを後で思い知ることになります。
ということで、超炎天下の 20km 強を走って、 やってきました沖縄本島最南端の喜屋武岬 (ここは私のお気に入りの場所なので、沖縄に来るたびに来ています。 ちなみに「きゃんみさき」と読みます)。 さすがは夏。海が本当にきれいな色です。
ちなみにここに来る最後の 1km くらいはずっと農道を通ってくるのですが、 自転車だと本当に「サトウキビ畑がざわわ」な音の中を静かに走っていくことになり、 とても気持のよいところです。
細道を通り、灯台の前を回って、断崖絶壁のところまで行きましょう。 うーん、しかしこの自転車、よく走るなぁ。
ということで、今いる場所のすぐ前は、断崖絶壁になっています。 まあ、写真ではこの迫力は残念ながら伝わらないでしょうね。 東シナ海から吹く南風が全身に強く当たる場所です (「平和の塔」の碑のある場所よりこっちの方が、 ずっと激しく南風が吹く場所です)。
ということで、ここで一休み。
iPod を持っていたので、 のんびりと Cocco の『風化風葬』と『コーラルリーフ』を聴きながら、 ぼーっとします。 この海のそばの断崖絶壁の上で、 強い太陽に晒されて、強い南風に吹かれていると、 本当に唄が生まれた風景…、という感じがするんですよね。
さて、そろそろ街に戻りますか、というところで、 とんでもないことに気が付きました。 追い風なのです。 当然、東京では自転車に追い風はとてもうれしいことです。 しかしここでは何と、追い風は汗の蒸発を押さえ、 体力を消耗させる効果があったのです。 しかも体勢上、前方から太陽があたるのと後方から太陽があたるのとでは、 絶対に後ろから当たる方が面積が大きいということで、 ダブルパンチでかなりきつい!
まあそれはともかく、何とか那覇まで帰ってきました。 (関係ないけど、左上のお姉さんの足が気になる写真だ… ^^;)
ということで、本日の走行距離、54.71km。 いかん、そろそろ焼けた肌がチリチリと…。 ちなみに、今日は水分はたぶん 3 リットル強は飲んだと思う。
この日走った経路の GPS データ。
Copyright (c) 1999 INCREMENT P CORP.
個人的ページに行く (パスワード認証あり)