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さて、今日から USENIX 2000 コンファレンス本番です。
日本人は非常に少ないです。 留学生や米国勤務の日本人を除けば、 日本から粋狂にもやってきているのは、 私の周囲の顔見知り 5, 6 人しかいないのでは、 と思うほど少ない状態。 特に、Linux 関係の日本人で、 私が顔を知っている人はいませんでした。
多分、我々の推測では、 Linux な人には LinuxWorld があるし、 学生にはもっとアカデミックなカンファレンスがあるし、 というのが理由ではないかとのこと。 まあ、意外に当たっている気がする (^^;。 ついでに言えば、 日本の企業で UNIX 系に深くコミットしている会社は少なそうだし。
まずはオープニングセッションです。
ライフタイムアワードの授賞式にホロリ。 泣かせます。
ビル・ジョイの基調講演。相変わらず若いです。
さて、このあと FREENIX Track の Storage Systems セッションに出席しました。
昼飯はイタリアン。 ちょっとここは今一つだった感もあり。 まあ、僕が食べたメニューはそれほど悪くもなかったんだけど。
午後はまず General Session の File Systems セッションに出席。
エキシビジョン会場。
新生BSDIのコーナーでは、 いろいろなものを配っていましたが、 今日の BSD Super BOF と明日の BSD/OS エンジニア就職相談会、 という名前の単なる飲み会 (本当は本当に相談会らしいのだが、 飲み食いするだけでもよいと書いてある) を知らせるパンフレットはこれ。
私も観光客写真を撮ってみる。 まあ、sightseeing と言って入国審査されているわけだから、 とりあえずいいのだろう。 頭の BSD Daemon のツノ (Horn と呼ばれていた気がするので直訳) も、 BSDI ブースで配られているアイテム。 会場そこら中に蔓延している。すごい。 Daemon 扇子は日本から持っていったもの。
いわさきさん登場。
いとぢゅん先生登場。 ちなみに、肩の BSD バッグは、 今回の参加者全員に proceedings その他入れとして配られたモノ。 いとぢゅん先生も浅見さんも私も、 「Linux 屋さんに怒られないかなぁ…」とちょっと心配する。 まあ、別にペンギン柄でも青い「e」柄でも私は怒らないけど…。 もし「e」柄なら上から赤いマジックで「×」を書くくらいで (^^;。
エキシビジョンから戻った後は、 今度は FREENIX Track の File Systems セッションに出席。 うーん、今日はファイルシステム漬けの一日か。
さて、ここが BSD Super BOF の会場。 なんといっても、強烈なスケジュール。
これだけの密度の BSD BOF って日本では開けないよね。 バークレー CSRG 時代の人から、現在のわかもの開発者に至るまで、 さまざまな有名人が一堂に会しています。 壮絶な面子。
まずは NetBSD BOF。 NetBSD BOF は NetBSD の商用サポートを行うための会社として設立された、 Wasabi Systemsのオープニングを祝う打ち上げとも言うべき、 ビーチボールの乱舞から始まりました。 うーむ、好きだぜこういうの。
これが Wasabi Systems ボール。 一個もらってしまいました。
というわけで NetBSD BOF が始まりました。 さすが NetBSD、堅い話題で攻めています。 ところが宇宙に行くマシンに NetBSD を乗せる話が出てきて、 ちょっと派手になったかな?と思うと…。
次は Wasabi Systems のアナウンスです。 Wasabi Systems の発表の段になると、 まあ、プレゼンしている当人の性格もあるのだと思いますが、 会場中はいきなりもう完全なお祭り騒ぎ。 NetBSD の port を分け隔てなくサポートするそうですが、 VAX11 port もサポートしてくれるんでしょうかね? ならばうちの大学も頼みたいんだけどな (^^;。 ドキュメンテーションが弱いよね、との話が出ていましたが、 何かイタリア (と聞こえた) にはあるよ? 誰か訳す人いないの〜、 と、いっていました。
OpenBSD は今、 暗号化カードのサポートが熱い! ようです。 IPsec のハードウェアサポートに使用しているとのこと。 きっと、妙な暗号化装置の商品よりも、 ムチャクチャにしっかりかっきり動くんだろうなぁ、やっぱり。 どうも、OpenBSD 関係の人は、また独特の雰囲気を持っていておもしろいです。
FreeBSD BOF は 3 番目です。 まずは Jordan から日本と韓国訪問に関する報告がありました。 これに関係して、やっぱり本を出さなきゃね、 日本に行ったら書店の本棚に FreeBSD と書いた本が 25 冊もあったよ、 アメリカは 1 冊しかないのはどういうこと? という話が出てきました。 そしてそれに続き、Apple の MacOS X の話や、 BSD/OS とのマージに関する現状の報告などが行われました。
さらにこれに続き、ラップトップ、セキュリティ、 BSDi との合併による、マーケッティングなどに関する簡単な報告が行われました。
このあとは、USENIX に参加している Core のメンバーを壇上に集め、 Q&A コーナーとなりました。 CardBus, PAO の現状、 USB, FireWire に関する質問などが出ていました。 ああ、この間 Jordan が日本に来たときに、 その辺りの話をしておいて良かった (^^;。 特に FireWire。 あ、あと vmware の話も出ていましたね。
ドキュメンテーションに関しては Nik が飛び入り。 でかい (^^;。
最後は BSDi。 今度リリースの BSD/OS 4.2 に関して解説が行われました。 また、FreeBSD と BSD/OS の関係について、 こちらでも発表が行われました。 Sparc (Sbus) サポートは 5.0 になるようです。 あとは 4.2 の目玉は、Fine Grain SMP サポート、 Linux ソフト実行環境の RedHat 6.2 への移行、 VLAN サポート、 あと何があったかな? 他にも色々あったのですが、 自分の興味深いところしか覚えていないもので…、 ごめんなさい。
この後、色んな FreeBSD 系の人で集まって、 2 時ごろまでホテルの裏のバーで飲んでいました。 この日は、 朝食を食べ損ね、 昼食はパスタ一皿、 夕方に BOF 前に時差ボケで果てて 1.5 時間ほど寝てしまい、 夕食のタイミングを逃す、 というヘマをしたため、結局空きっ腹に飲みまくり状態になり、 かなり酔っぱらいました。うーむ (ちなみに、翌朝は案の定二日酔い気味でした)。
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