2000 年 1 月 16 日 (日) 自宅
本日は committer 編。
最近忙しくてあまり FreeBSD のリポジトリにも commit していませんでした。
だいぶ以前にやって、まだここに書いていなかった変更点は以下のもの。
- ports の Samba を 2.0.6 にアップデート。
で、この週末には、4.0-RELEASE への駆け込みということで、
結構大量に commit しました。どきどき。
インストーラ系や make release 系は、
テストのコンパイルに何時間もかかるから、
すっかり寝不足
(make buildworld だけでも、
4.x 系はうちの SMP Celeron でも 1 時間 30 分以上かかるので、
make release なんてやったら推して知るべし)。
ああ眠い眠い。
- PC カード対応インストーラフロッピーの廃止と、
GENERIC インストーラへの統合。
- PC カードサポートを使ってインストールした場合、
インストール後はデフォルトで PC カードが使えるように、
/etc/rc.conf を設定する。
- PC カード Ethernet を使ってインストールした場合、
自動的に /etc/rc.conf の pccard_ifconfig 変数を設定して、
インストール後も設定を引き継げるようにする。
- PC カードインストーラの廃止にともない、
不要となった PCCARD.TXT というドキュメントファイルを廃止。
- PC カードインストーラの廃止にともない、
不要となった PCCARD というカーネル config ファイルを廃止。
- なぜかずっと動作していなかった、PC カードコントローラの状態変更ポーリングモードのサポートに関するバグを修正。
- UserConfig の記述に pcic ドライバと sn ドライバを追加。
- sysinstall のネットワークインターフェースメニューに sn ドライバを追加。
- pccard.conf.sample の insert/remove 行から、
直接デバイス名を記述した部分をすべて $device に置き換え。
- /etc/rc.conf の pccard_ifconfig に DHCP 「以外」を指定したときに
(つまり IP アドレスの static configuration を行おうとすると)、
うまく動作しなかったバグの修正。
これは、カーネルが newbus 化されたときに、
もし config に "device ep0" のようではなく、
"device ep0 at isa? ...." と、
具体的なアドレスまで書いてあると、
そのエントリはすでに定義済みとされてしまい、
かわりにカーネルが ep1 を使おうとするのだが、
相変わらず insert/remove 行での $device が ep0 のため、
うまく動作しないという状態になっていた。
この問題に対して、pccardd が、
カーネルから「実際に設定されたデバイス名」
を取得できるようにして、
その名前を使用して insert/remove 行を実行するように修正した。
- pccard.conf.sample の insert/remove 行の、
$device の置き換えを一個修正。
- pccard.conf.sample に、
なぜか -current に入っていないはずの /etc/pccard_ether_remove が使用されている部分があったので修正。
これでかなり大物が片付いて、
ちょっと -current も、
やっと PAO なしでもラップトップで日常生活用に使う気がする程度になってきました。
さて、4.0-RELEASE が出たところで、5.0-CURRENT に移行しようかな?
(現状は 3.4-RELEASE+PAO3)
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