1998 年 12 月 30 日 (水) 自宅

さて、Let's Note S21 の HDD 換装の続きです。 これからは換装作業の本番です。 歯医者みたいな道具ですねぇ。

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まずは、基本通り電源プラグと電池を外しましょう。 で、電池のところにある 2 本がキーボードを止めていそうなので、 まずは抜きます。

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次に、 3 つの角にあるキーボードを止めていると思しきネジを 3 本抜きます。

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大きさの違うネジが結構ありますね。

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増設メモリを外します。

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メモリの横にあるネジもキーボードを止めていそうなので抜きます。

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どうもここにあるネジも怪しいので抜きます。

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で、あとは慎重にツメを外していくと、 キーボード部分が外れます。

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HDD が見えてきました。

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キーボードから出ているフィルムケーブルは、 太いのが 2 本、 あとはトラックボールから細いのが 1 本。 キーボードのやつはコネクタにストッパーが付いているタイプだけれども、 トラックボールのやつはコネクタに強引に突っ込むちょっとこわいタイプ。 全部抜いてしまう。

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ご開帳。

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この謎のネジ 2 本は、 HDD を止めているものと判明。抜きます。

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HDD が外れる。富士通製だ。珍しいですね。

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さて、交換。

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ここで、 意外にスペースが空いていることに気が付き、 もしかしたら厚さ 12.7mm のディスクもいけるのではないかという疑惑がちらり。 試してみよう。 昔 Libretto を「裏切り」して突っ込んでいた 12.7mm の 2.1GB ディスクを、 仮にここに入れてみます。

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やはり、微妙なところで入らない。 うーん。あと 2mm 厚ければ入りそうなんだけどなぁ。 くやしい。

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というわけで、新しい 6.4GB のディスクに戻しました。 12.7mm なら 10GB 以上までいけるのに…残念。

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ついでに、内部をいろいろと撮影。 Mobile Pentium の部分。 キーボードも放熱に使用されています。

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サウンドボード。チップセットはヤマハの YMF715E-S。

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これが、光学トラックボール。 ずいぶん埃ががたまっていて、 埃に強い光学トラックボールと言えども、 ハードウェア的に滑りが悪くなることを防ぐことはできません。

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ということで、 スプレーで吹き飛ばすことに。 ついでにキーボードの裏の埃も掃除しましょう。

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キーボードのフィルムケーブルを接続します。

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本当にカバーを閉める前に、 仮に電源を入れて動作チェック。 一応、F1 キーを押して BIOS が上がることを確認。

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カバーを閉め、増設メモリを戻します。

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電池を戻して完成。

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良く考えたら、ハイバネーション用のパーティションも、 ハイバネーションイメージファイルを置く FAT パーティションもないので、 ハイバネーションが不可能であることに気が付く。 まあ、ハイバネーションのエリアを作らなければ 100MB のディスクが空くわけで、 そっちのほうが嬉しい気もするため、 サスペンドで使用するように BIOS を設定する。

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/usr/dist に 2.2.8-RELEASE のディストリビューションが入っているため、 FreeBSD を起動して、

cd /usr/dist/floppies
vnconfig /dev/vn0 boot.flp
mount /dev/wd0a /mnt
cd /mnt
cp kernel /kernel.boot
で、boot.flp のカーネルイメージを、 ハードディスクの /kernel.boot に置くことができます。

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で、リブートして、 boot: プロンプトから kernel.boot でブートすることを指定すると、 ブートフロッピーからブートしたのと同じ状態になります。 これで、FDD が行方不明な Let's Note でも、 インストーラが起動できます。 アップグレードインストールを選択。

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インストールメディアとして File System を指定し、 パスを /usr/dist と選択します。 これでアップグレードインストールを開始。

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インストール終了後、 ホームディレクトリの PAO のソースをコンパイルして、 カーネルを入れ替え、 Greystone Diskdock に今度は昔のディスクを繋げて、 /usr/X11R6, /usr/local, /var/db/pkg をリストア。

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/etc/XF86Config を戻すと、X も起動する。 XFree86 3.3.3 の NeoMagic サポートは快適だなぁ。

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ほそかわ たつみ <hosokawa@ntc.keio.ac.jp>
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