1998 年 12 月 29 日 (火) 自宅

さて、 Let's Note S21 の標準の HDD は厚さ 9.5mm の 2.5inch の 3.2GB なわけですが、 ついにこの厚さの 6.4GB の HDD が入手可能になってきました。 というわけで、毎度お馴染のヒトバシラー的初物買いです。 T-Zone で 46,800 円。

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IBM Travelstar DBCA-206480 が正式名称。 3.5inch は最近、次第に Maxtor の人気も出てきているようですが、 2.5inch はやはり IBM の天下ですね。

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余っている (!?) IBM 3.2GB との比較 (元々 Libretto 100 に載せていたもの)。 このディスクはあとでチャンドラにでも載せようかな?

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さて、まずは Greystone Peripherals の DiskDock を使って、 現在の内蔵ディスクの内容を移すことにします。 いやー、このアダプタ、こういう時に役に立ちますねぇ。 なぜこんなことをするかというと、 Let's Note の FDD が行方不明だからです :-)。 だから、最低限のインストールはしておかないと、 HDD を換装して起動するといきなり「ただの箱」になってしまうからです。

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FreeBSD から認識しました。

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/stand/sysinstall からパーティションを切るのですが、 ちょっとした tips で、 この作業の前に、 新しいパーティションに対応するデバイスファイルをつくっておく必要があります。 というわけで、cd /dev して ./MAKEDEV /dev/wd1s1a で、 /dev/wd1s1a から /dev/wd1s1h までのデバイスファイルが作られます。

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で、まずは fdisk します。 Windows なんて入れるはずもないので、 全部 FreeBSD で切ります。

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ブートセクタには Standard を入れます。 マルチ OS インストールじゃありませんから (booteasy じゃなくて standard を選択する場合は、 どこかの fdisk スライスを bootable に設定しないと、 起動ができないというのも tips かな?)。

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次は disklabel です。 最近は / と swap だけ用意する Linux 風インストールが好きです。

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newfs やってます。

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というわけで、パーティションができました。 /mnt にマウントされています。

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まずは、先日のアップグレードのために /usr/dist に入れた FreeBSD 2.2.8-RELEASE のディストリビューションの、 最低限起動に必要な bin ディストリビューションのみを、 新しいハードディスクに展開します。 具体的には、cd /mnt して cat /usr/dist/bin/bin.?? | tar xvfpz - ですね。 本当はこれだと chflags などが正しくならないのですが、 それはあとで、/usr/dist の内容を用いて 2.2.8-RELEASE から 2.2.8-RELEASE 自体に upgrade install (実際はアップグレードではないのですが) をすれば、 その辺りは正しくなるのでこの際気にしないことにします。

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ここまで作業したところで、sysinstall を用いて disklabel を貼った場合、 2 つめ以降のディスクの場合、 e パーティションがまず作られてしまうことを思い出す。 ブートするには a パーティションを作らないと何かと困るので、 先ほど作った e パーティションを a パーティションに変更するする必要があります。

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まずは umount /mnt して、 disklabel -e wd1 で新しいディスクの disklabel を編集します。

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で、vi で e: を a: に変更するだけです (ついでに該当行を上に持っていきましたが、気分的なもので、 特に必要はありません)。

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これで、mount -o async,noatime /dev/wd1s1a /mnt とすると、 正しく a パーティションとして先ほどのパーティションがマウントできました。 めでたしめでたし。

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で、cd /mnt/usr して mkdir dist して、 (chdir /usr/dist ; tar cf - .) | tar xvfp - で、/usr/dist の内容を /mnt/usr/dist に転送しましょう。 これで、UFS を用いた upgrade install の準備ができたことになります。 ちなみに、/mnt/etc/fstab に、

/dev/wd0s1a	/	ufs	rw	1	1
/dev/wd0s1b	none	swap	sw	0	0
と書いておくのを忘れると、あとで結構大変なことになります :-)。

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ほそかわ たつみ <hosokawa@ntc.keio.ac.jp>
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