1998 年 12 月 26 日 (土) 川崎

今日は写真はなし。

川崎のチネチッタに映画を観にいく。何を観てきたかというと、 「アルマゲドン」。せっかく「ハルマゲドン」という邦題にしないのなら、 いっそのこと「アーマゲドン」にすればいいと思うのですが、 その辺りが現実的な妥協点というものでしょうか :-) ?

まあ、それはともかくとして、 「トホホ映画が観たければこの夫婦をチェック」 の、旦那の方 (ブルース・ウィリス) が出ているわけで、 これは観ないわけには行かないだろう。

で、いきなり結論なのですが、 いい意味でも悪い意味でも「冒険活劇映画」でした。 テンポは凄く速くていいんだけど、 このご時世にあそこまで科学考証がムチャクチャな映画というのも、 潔いと言うかなんというか。

特に重力の関係は、 伝説の「幻の湖」の宇宙シーンにも匹敵する凄さです。 いくらなんでも、 たかが小惑星の重力で 涙がぼろぼろ下に流れるかい :-)!?

あと、偶然落ちてくるはずの隕石が 必ず大都市に落ちるというのは、 やはり「ゴジラ」的発想なのかも知れません。いいんですけど。 そういうの好きだから。

あまりに科学考証がでたらめな点にも一つくらいはいいことがあって、 それはあまりに無茶な展開をするために、 先が読めないこともあるということです。 まあ、大筋のストーリーが見え見えだけにそんなことはどうでもいいや、 という説もあるでしょうが、あえて誉めるとすればそんなところでしょう。

そうとうケチョンケチョンにけなした気もしますが、 実は私、こういう映画は好きです。 妙に科学考証やら人間ドラマにこだわった 『ディープ・インパクト』よりは、 安っぽい人間ドラマと、 古き良き日の SF 映画のようなめちゃくちゃな科学考証で固められた、 冒険活劇映画。全くアメリカンですね。いいじゃないですか :-)。


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ほそかわ たつみ <hosokawa@ntc.keio.ac.jp>
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