はてさて、そろそろ先日購入した K6-2 を使ってでもみましょうか。
実は、今日の夕方、デスクトップ VAIO で、 うちの表示に比べて、 コマ数でも画質でも全然イケていない Final Reality が、 うちのよりも高い 3 以上の Reality Mark を示しているのを見て、 だいぶ Final Reality への信頼度は薄らいだ :-) のだが、 まあ、同じアクセラレータで比較する分にはさほど問題はなかろう。
ま、その前に P55C/233MHz がどこまでイジメに耐えられるか、 やってみましょう。
まずはメモリを PC/100 仕様のものに交換します。
お、CL=2 になってるぞ。
じゃ、この状態で Final Reality をかけてみましょう。
結果は 2.42。先日の 2.39 よりも若干速いか。
CPU は摂氏 61 度。
ちなみに、 VCORE をどこまで下げられるか挑戦してみたが、2.7V は OK なものの、 2.6V にするとエラーで起動しない。
VCORE を 2.7V にして、291MHz (83x3.5MHz) で動かしてみる。 やはり、OS 起動時にハングアップ。
ほんじゃ、ってことで、250MHz (83x3MHz) で動かしてみる。 Reality Mark は 261MHz (75x3MHz) より高い。
温度も摂氏約 60 度で、前と大差なし。
じゃあ、当然 250MHz (100x2.5MHz) を試してみましょう。 Reality Mark は 2.55。 意外に P55C、やりますねぇ。
調子に乗って 262MHz (105x2.5MHz) を試しました。
マザーボードの電源電圧表示の 3.3V のところに、
3.8V の表示がされていて恐かったのでやめました。
この件に関しては後述。
さて、P55C を K6-2 に載せかえましょう。
今回なぜ K6-2 のリテール版を買ったかというと、 リテール版には出来の良いロットをまわしているのではないかという、 狙いがあったわけです。
まずはノーマルに 300MHz。温度は摂氏 50 度。
Final Reality は 2.52。なんだよぉ。 PC/100 にした P55C 250MHz に負けてるやんか。
じゃ、DirectX6 を持ってきましょう。 これで 3DNow! がサポートされるらしいし。 少しはましになる? と、思ったら、2.64 に増えただけだった。 辛うじて P55C の記録は越えたが、 やはりこれでは満足には程遠い (CPU の温度は低いんだけどね)。 クロックアップするしかないでしょう :-)。
いきなり 100x3.5=350MHz で挑戦。あっさり起動。 2.77 Reality Mark。 なんか、Voodoo がボトルネックな気がしてきた。 この CPU って、どうも異様に速い気がするぞ。 もはや Voodoo2 を買うしかないか?
ちなみに、FR を走らせた後は摂氏 55 度。
105x3.5=366MHz に挑戦。 起動はしたものの、3.3V の電圧計が 3.8V を指していたので電源 OFF。 あとでうちの部屋のクロックアップマニアの Y 君に訊いたところ、 この場合でも別に 3.8V も行っていない場合もあるとのこと。 今度ヒトバシラーになる覚悟で、 366MHz と 380MHz にはチャレンジしてみよう :-)。
さて、今度は FreeBSD 上で BYTE UNIX benchmark をとってみましょう。 最後に表示される値は以下の通りです。
INDEX VALUES TEST BASELINE RESULT INDEX Arithmetic Test (type = double) 2541.7 67987.3 26.7 Dhrystone 2 without register variables 22366.3 710783.3 31.8 Execl Throughput Test 16.5 1795.2 108.8 File Copy (30 seconds) 179.0 5990.0 33.5 Pipe-based Context Switching Test 1318.5 51099.8 38.8 Shell scripts (8 concurrent) 4.0 23.3 5.8 ========= SUM of 6 items 245.4 AVERAGE 40.9(FreeBSD の packages から BYTE benchmark を実行すると、 環境変数 TMPDIR が設定されていない場合は、 Shell Scripts の値が間違ってでてしまいます。 詳しくは このページを参照してください。 上の結果はきちんと TMPDIR を設定してあります。 send-pr しなくちゃ…。あと、ファイルシステムは sync mount で取ってあります)
総合性能が SparcStation 1 比で 40.9 ということで、 そこそこイケてる (下手な Pentium II マシンより速いぜ) 値ですね。へへ。 上のページだと、K6-2 300MHz のマシンに負けているのですが、 CPU 関連のテストでは勝っているので、 これは SCSI と IDE の違いだと思います。 今度は SCSI でやってやるぅ。 (しかし、はじめて SS1 使ったときは、 速いと思ったんだけどなぁ)
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ほそかわ たつみ
< hosokawa@ntc.keio.ac.jp >